あいの土山(滋賀県土山町)

    私の長い“道の駅人生”の中で、記念すべき最初の利用駅
  である。それだけに、とりわけ思い入れが深い。施設自体も気
  に入ってはいるが、それ以上に“初利用”の称号が効いている
  と言っていいだろう。
    最近では、2003年の元旦に訪れ、初日の出をここから眺
  めた。周囲にも初日の出を見に来た人が結構集まって(観光バ
  スもいたほど)いて、その人たちのために物産館と休憩所を終
  夜開放していた。古めかしいストーブのある和風の休憩所は暖
  をとるのにピッタリの雰囲気。素朴な味わいがある。
    そして、何と言ってもここの目玉は土山茶の試飲サービス。
  物産館の玄関脇に給茶機(写真・下)があり、誰でも自由に飲
                          むことができる。ストーブを囲ん
で、凍える両手で紙コップを包
  み、白い吐息で冷ましながら飲む。日本の冬ならではの光景である。
    さらにポイントを挙げると、従業員はみんな“駅員コスプレ”。しかも、
  昭和中期のローカル国鉄を彷彿とさせるようなスタイルなのだ。結構太
  い筋金が入っている。
    また、これは正月限定だが、駅舎前で餅つきのイベントが行われる。
  写真(上)のほぼ中央に臼が置いてあるのがお分かりだろうか。右側の
  テントがつき上がった餅をふるまう場所。
    そして、左奥の半露天店舗では、土山茶の福袋を販売している。い
  ずれも中身が分かるタイプのもので、1000円〜。これも正月限定。ど
  の福袋も定価の半額以下という設定になっているので、お得。しかも、メ
  ーカー(製茶会社)ごとに福袋を用意している点が面白い。道の駅として
  と言うより、土山茶コミュニティとしての企画なのだ。これを買わずに帰っ
  てしまったのが、今でもちょっと心残りである。