あいおい白龍城(兵庫県相生市)

    私がここを最初に訪れたのは、2001年3月。その時はまだ
  「道の駅」ではなく、単なる日帰り温泉施設だった。ところが、2
  003年1月に再訪してみたところ、いつの間にか道の駅に加盟
  しており、道路情報コーナーなども新設されていた。
    この駅は、まず見た目で楽しませてくれる。写真のようにチャ
  イナタウンを思わせるような建物なのである。ただし、もちろんこ
  れは単に人目を引くためのダテ装飾ではない。相生名物となっ
  ている「ペーロン(白龍)競漕」からイメージしているのだ。ペーロ
  ン競漕とは、古代中国から伝えられた競技で、敷衍して言うとレ
  ガッタのようなもの。複数人でオールを漕ぐ、手漕ぎ船だ。
                           なぜ相生でペーロンが盛んになったのか。それは、この地の

  発展に大きく貢献した、IHI(石川島播磨重工)が社内運動会に
  ペーロンを採用したことがきっかけなのだという。冗談のような、
  実話だ。
    とはいえ、日本全体で見れば、ペーロン普及率は決して高く
  ない。そこで(?)、この駅には無料のペーロン博物館が設けら
  れている(道の駅加盟前からあった)。実際に使っているペーロ
  ン船や装飾品が所狭しと並べられており、ビデオで競漕シーン
  を見ることもできる。無料というのがとりわけ嬉しいところだ。
    メインの温泉浴場もお忘れなく。大人650円。露天風呂から
  眺める相生湾の景色もなかなかのもの。夕暮れ時がいいかな。
  ただし、露天風呂には塀があるので、湯に浸かりながらでは眺
  望は効かない。立ち上がって、塀にもたれながら眺めるべし。