大栄(鳥取県大栄町)


    ここが全国第1号の道の駅。とはいえ、道の駅として認定
  された1993年4月22日には、他にも多くの駅が誕生してい
  るのであり、単に事務処理が一番最初に行われたということ
  に過ぎない。しかし、第1号の王冠を得たことには変わりがな
  く、敷地の隅っこに“第1号の碑”がある。
    ところが、【大栄】の他にも第1号を名乗る駅がある。新潟
  県の【豊栄】と山口県の【阿武町】である。【豊栄】の言い分は、
  駅舎施設が完成した、つまり、道の駅という名はつかなくても、
  道の駅としての機能を最初の保有したのが【豊栄】だというわ
  けだ。【阿武町】の場合は、道の駅制度を制定するにあたって、
  【阿武町】をモデルケースに進められていった、と主張している。
    しかし、【豊栄】と【阿武町】はやや形勢不利とみる。いかに主張しようが、国土交通省の登録記録
  では【大栄】が一番上にあるわけだから。
    当の【大栄】はというと、あまりそんなことには拘っていないようだ。“第1号の碑”はあるものの、探
  さなければ見つからないような場所にあるし、これといった宣伝もしていない。ストイックに地域活性化
  に務めているという印象がある。
    ここの特産品は、なんといっても砂丘名物“長芋”である。物産館では、長さ1mを悠に越えるような
  長芋がたくさん売られている。観光客にはちょっとヘヴィだが、眺めているだけでも山陰に来たという実
  感が持てる。観光客向けに、長芋の加工品も目白押し。特に、長芋焼酎が人気なのだとか。
    今のところは、古い駅独特の素朴さが目立って、機能的には遅れをとっている観がある。しかし、2
  003年には新たに道路情報端末も導入されるということなので、これからもますます目が離せなくなっ
  ていくだろう。