上浦町多々羅しまなみ公園(愛媛県上浦町)


    1999年に開通したときには全国的に脚光を浴びた、しま
  なみ海道。しかし、高速道路民営化に揺れる昨今、あの栄光
  はどこへ行ってしまったのか、本四架橋は目の上のタンコブの
  ような扱いを受けている。この場を借りて私の怒りをぶちまけさ
  せてもらうと、日本には「誰も必要としていない」高速道路が多
  すぎる(本四道路は需要があると思うが)。その最たる例が北
  海道。もともと渋滞などなく、走りやすい一般国道が通っている
  ような場所に高速道路を着々と建設し、地元の街を衰退に追い
  やろうとしている(多くの車がその地域を素通りするようになるた
  め)。つまり、我々外部の者にとっても必要ないし、地元の人に
                         とっても必要ないわけだ。そ
れで、そんなところにお金を使って
  おいて、赤字だ赤字だと騒いでいる。日がなパチンコばかりやっ
  ている人間が「金がねぇ〜」と言っているのと同じことだ。
    道の駅の話に入ろう。しまなみ海道の中でも、世界一の斜
  張橋を抱えているのが、愛媛県上浦町。写真(上)の多々羅大
  橋は、中央支間長890mで、フランスのノルマンディー橋の記
  録を4年ぶりに塗り替えた。
    道の駅【上浦町多々羅しまなみ公園】は、その多々羅大橋
  の麓にある。しまなみ海道沿線には、他に【今治湯浦温泉】、
  【伯方SCパーク】、【しまなみの駅御島】があるが、そのいずれ
  をも凌ぐ規模で、観光拠点には最適である。
                           施設には、物産館やレストランなどの他、水軍公園という広
  場がある。瀬戸内の島々はかつて村上水軍の本拠地として栄え、今でもその名残はあちこちに見るこ
  とができる。しかし、この水軍公園にあるのは、なぜかフランス製の“しあわせの鐘”。この意味がよく
  分からないのだが、この鐘は誰でも自由に鳴らすことができる。
    しかし、それらの施設よりも、ここではなんといっても多々羅大橋の眺めが最大のポイントだ。【あわ
  じ】、【瀬戸大橋記念公園】など、名橋の麓の駅は多いのだが、斜張橋の風情はまたひと味違う。吊り
  橋に比べて曲線が少ないので、荒々しい“男”のイメージだ。
    なお、下の写真は、道の駅から徒歩10分のところにある、多々羅温泉。ここでは、瀬戸内特有の放
  射能温泉を、たったの300円で楽しむことができる。一足伸ばして、一休み。お勧めである。