さくらの里 木次(島根県木次町)


    私の目で見ると、山陰地方には素朴な駅がよく似合ってい
  るように思う。【掛合の里】、【大栄】、【萩往還公園】、【奥出雲
  おろちループ】などに立ち寄ると、「あぁ、山陰だ〜」という気分
  に浸れる、そんな中にあって、ここ【さくらの里 きすき】は、ちょ
  っとイメージが異なる。とにかく規模が大きいし、綺麗で、垢抜
  けている。山陰の内陸部では、このタイプの駅はここだけだと
  思う。
    この駅の“売り”は、その名のとおり、桜である。木次町に
  は、日本さくら名所100選にも選ばれている斐伊川堤防桜並
  木があり、春には約2kmにわたって“桜のトンネル”が現れる
  のだという。
                           実際、どのようにして桜を“売っている”のかというと、まず

  物産館では桜餅や桜麺などが売られている。桜餅はともかく、
  桜麺というのはどうなんだろう? また、物産館の奥にあるレス
  トランでは、桜麺を使った“桜ラーメン”を味わえる。私は遠慮し
  ておいたが……。桜系以外では、尾道ラーメンもある。尾道か
  らはだいぶ離れているのだが、ご当地ラーメンブームはまだま
  だ健在のようだ。
    運が良ければ、下の写真のように餅つきの実演風景も目に
  することができる。だだっ広くてあまり郷愁のない駅ではあるが、
  細かいところに目を配ってみると、案外ほのぼのとした一面も見
  えてくる。